■1.デジタルX線とは?
1.歯科用ディジタル面像形成法の原理
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図1 CCDセンサー方式の 装置の例 |
歯科用ディジタル画像形成法の原理はIP(Imaging Plate)を用いるものと、CCDセンサーを用いるものに大分される。IP方式は、IPに蓄積された情報読み取り装置を介してコンピュータに入力する方法であり、「コードレス方式」である。一方のCCD方式は、コンピュータ本体とセンサーがケーブルで接続されている、「オンライン方式」である(図1)
2.ディジタルX線画像の特教
ディジタルX線画像は・各ピクセル位置情報と濃度(256階調)可報を数値化することで白黒画像を作るものである。アナログ画面との違いが配置と濃度の規則性のみである。
ディジタル画像の特徴は、1)デンタル撮影では少ないX線量で面像形成可能、2)解像力はフィルム法より劣る、3)補助機能により画像を見やすくすることが可能、4)診断能に関してはフィルム法とほぼ同様、5)画像が劣化しない、6)省スペース、などである。なお、現時点では、IP方式とCCD方式はどちらも一長一短であり、使用目的により使い分けられている。
3.ディジタル画像における補助機能
図2にディジタル画像形成法によるデンタルX線写真と、一般的に具備されている補助機能によって変換された画像を示す。ディジタル画像はアナログ画像と比して画質的に劣るが、さまざまな補助機能により補償され、診断能に関してほぼ同等であるとされている。
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| 図3 ディジタルパノラマX線写真の例 |
4.ディジタル画像形成の展望
ディジタル画像形成は、地球環境保護の側面も有する。銀塩フィルムによる将来的な銀の桔渇と、現像液や定着液の廃液処理は、地球環境にとって重要問題である。このような背景から近い将来、歯科でもディジタル画像形成が主流になるといえよう。
■2.デジタルX線の歴史
| 1896年 | X線の発見(W.C. レントゲン) |
| 1896年 | 歯のX線写真の撮影(O. ワルクホフ) |
| 1898年 | ラジウム発見(キュリー夫妻) |
| 1913年 | デンタルフィルムの発売開始(Kodak社) |
| 1933年 | パノラマ撮影の原理の開発(村田) |
| 1950年 | パノラマ撮影装置の実用化 |
| 1980年頃 | 医学用デジタル画像形成装置の開発(富士写真工業、FCR) |
| 1989年 | 歯科用デジタル画像形成装置の開発(トロフィー社、RGV) |
| 1998年 | 歯科用デジタルパノラマ装置の開発(日本でも発売開始) |
■3.デジタルX線の分類と特徴
- (1)CCD(chargedcoupleddevice)方式
- CCDセンサーで受光し、画像を直接コンピュータに送り込むもの。受光部が大きく厚くなり、患者の不快感を伴う欠点があるが、撮影直後に画像の観察が可能。
- (2)IP(imagingplate)方式
- 輝尽性蛍光体を塗布した特殊なプレートにエックス線照射後画像を蓄積し、レーザースキャンで情報を読み取り、コンピュータに画像を出力する。IPは患者の不快感が少ないが、すぐに画像観察ができないこと、CCD方式に比べ操作手順が1つ増えることが欠点である。
- 共通の特徴
- 限りある資源としての銀の消費を抑えることと、現像液や定着液などの排液が出ないという、地球環境保譲の側面からの特徴がクローズアップされる。また、患者被曝の軽減も大きな利点である。一方術者には、フィルム処理や管理面で利点があるが、画像がやや粗い、観察に慣れる必要があるなどの欠点がある。
コンピュータを用いているので、「画像と患者カルテの一括保存が可能」であることや、「マルチメディアに対応しており転送などが容易に行える」などの特徴も注目される。
■4.デジタルX線機器 製品紹介
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